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老年よ、小志をつらぬけ!(2) [シニアライフの注意事項]

先日、シニアライフの憧れの地マレーシアでの思わぬトラブルがTVで放送されていた。

広くて豪華な一軒家を年金で借りたが、庭や木の管理で現地人を雇う思わぬ経費が
発生した、とか。ご主人が盲腸になって、医療保険に入っていなかったので51万円
もの請求に腰を抜かした、とか。

あらあら可哀想に。私もマレーシアでのセカンドライフはちょっと憧れてたので
勉強になりました。

そんな訳で決して偉そうなことは言えないのですが、計画は狂うもの。いいえ、狂って
当たり前。

特にアラカン世代は不幸な生い立ちが・・・。

私は30歳くらいまで某メーカーで営業と企画をしてました。北海道勤務も6年。
営業車のバンに商品を積んで、売れたら伝票を切って帰社したら倉庫に戻し、時々
宅急便で発送する。今考えたら信じられないほど古典的ですよね(富山の薬売りみたい)。
商物分離(今となっては死後ですが、営業と配送物流を切り離すスタイル)になったのは
たしか80年台中盤から後半。
売上集計や計算は電卓です。パソコンもいち早く使い始めました(でもエクセルとかなくて
パピルスという表計算ソフト)。

いずれにしても計算がめっちゃ面倒なんですね。シミュレーションなんてもってのほか。
IBMがCPMじゃなくてビルゲイツのMS-DOSを採用し、そのうちWindowsが登場し、
インターネットが知られはじめた頃にやっとシミュレーションができるように。

そういえばインターネット商用化の最初のプロバイダーのTwicsの会員でした。キャリアが
長い割にモノにならないのはゴルフと同じ(汗)。

それでもアラカン世代のなかでは私は相当ITを使いこなせるほうだったと思います。
その頃って我々はもう管理職になってるんですよね。ですから、面倒なシミュレーション
とかも若手にやらせちゃった方がものすごく多いのでは?
・・・(続く:長くなったので)





老年よ、小志をつらぬけ!(1) [シニアライフの注意事項]

「青年よ、大志をいだけ!」・・いい言葉である。
たしかに若いうちは何にでもチャレンジしたほうが良い。
チャレンジした分だけの経験知はきっと役に立つ。

どんどん実力を磨き、早く出世し40歳前後で部長か役員に
なる。いいことだ。でも、その先はどーしますか?
稟議書のハンコに捺印する人間捺印機のような退屈な人生を
送るのか?・・・人それぞれなので、これは置いておいて・・。

「老年は大志はいだくな」
「老年よ、小志をつらぬけ!」・・・と私は言いたい!

「定年退職してやっと自分の想いを実現できる。さーこれからだ」
と始めたものの・・・。
「あー、あの時ウチのお父さんがこんな事を言い出さなければ」
というお母さん(奥さん)の恨みがましい愚痴の嵐というような
事態に。ホントによくある話しです。

「なんで、おじいちゃんとおばあちゃんは分かれて暮らすの?」
ひょっとしたら幼い孫の心まで傷つけてしまうかもしれません。

以前、仕事で起業家さんや中小企業のプレゼンを評価する仕事を
したときに、「威勢良くプレゼンしているこの人の裏側の家族風景
が見えてしまう」ことが何回もありました。

こんなバラ色の事業計画に周囲も巻き込まれていったのかなあ・・。
(続く)

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